「メニューをどう作ればいいかわからない」「何種類くらい用意すればいいの?」「価格はどう決める?」——開業準備の中で、メニュー作りに悩むオーナーさんはとても多いです。
メニューはサロンの「顔」です。お客様が初めてサイトを見たとき、メニューの見やすさ・わかりやすさ・価格の納得感で「予約しようかどうか」を判断します。この記事では、メニュー作りの基本的な考え方と、価格設定のポイントをまとめました。
メニューを作る前に考えること
メニューを作り始める前に、まず以下の3つを整理してください。これが決まるとメニュー構成が自然と見えてきます。
| 整理すること | 具体的な問い |
|---|---|
| 誰のためのサロンか | 40代の乾燥肌が気になる女性?20代の毛穴ケア?痩身を求める人? |
| 何が得意か | フェイシャル?ボディ?機器施術?ハンドテクニック? |
| どんなサロン体験を提供したいか | 結果重視?リラクゼーション?肌管理?特別感? |
この3つが決まらないまま「とりあえず全部できます」とメニューを並べても、誰にも刺さらないメニュー表になってしまいます。
メニューは「少なく・わかりやすく」が基本
開業時によくある失敗が、メニューを増やしすぎることです。「たくさんあった方が選んでもらいやすい」と思いがちですが、逆効果になることがほとんどです。
⚠️ メニューが多すぎると起きること
- お客様が選べずに離脱する(選択のパラドックス)
- 「どれを頼めばいいかわからない」という問い合わせが増える
- 施術者自身も準備・管理が大変になる
- サロンの「専門性」が伝わりにくくなる
ℹ️ 開業時のメニュー数の目安
フェイシャル中心:3〜5種類
ボディ中心:3〜5種類
フェイシャル+ボディ:合計5〜8種類
まずはこの範囲からスタートして、お客様の反応を見ながら調整していくのがおすすめです。
メニュー構成の基本パターン

メニューは以下の3層で構成すると、お客様が選びやすくなります。
| 層 | 役割 | 具体例 | 価格帯 |
|---|---|---|---|
| 入口メニュー | 初めてのお客様が試しやすい | 体験コース・初回限定メニュー | 低め |
| 看板メニュー | サロンの主力・一番伝えたいもの | フェイシャル定番コース・肌管理コース | 適正価格 |
| 上位メニュー | 客単価を上げる・特別感を出す | プレミアムコース・機器オプション追加 | 高め |
この3層が揃うと、「まず体験してもらう→定番メニューにリピートしてもらう→上位メニューに誘導する」という自然な流れができます。
「看板メニュー」を1つ決める
メニューの中で最も大切なのが看板メニューです。「このサロンといえばこれ」と言える1つのメニューを決めてください。
看板メニューがあると以下のメリットがあります。
- SNS・ホームページでの発信が明確になる
- 口コミで「あのサロンの〇〇がよかった」と広まりやすい
- 予約が集中するため、技術の習熟度が上がる
- 「専門サロン」として認知されやすくなる
💡 看板メニューの決め方
- 自分が一番得意で自信を持って提供できる施術
- ターゲットのお客様が一番求めている悩みに対応できる施術
- 結果が出やすく、リピートにつながりやすい施術
この3つが重なるものが、あなたのサロンの看板メニューです。
コースメニューと単発メニューの使い分け
| コースメニュー | 単発メニュー | |
|---|---|---|
| 特徴 | 複数回セット(5回・10回など) | 1回ごとの施術 |
| メリット | リピートが確保できる・まとまった売上が入る | お客様が試しやすい・始めやすい |
| デメリット | まとまった支出になるため決断ハードルが上がる | 毎回新規のように集客が必要 |
| 向いているケース | 結果を出すのに複数回必要な施術・痩身・肌改善 | リラクゼーション系・体験メニュー |
両方を用意しておき、「まず単発で体験していただき、気に入ったらコースをご提案する」という流れが、リピート獲得の定番パターンです。
メニューの価格設定の基本
価格設定で最初にやるべきことは原価計算です。「相場に合わせる」だけでは、忙しいのに利益が残らない状態になることがあります。
| 項目 | 計算方法・目安 |
|---|---|
| 商材費・消耗品 | 1施術あたりの使用量×単価で計算 |
| 時間コスト | 1時間あたりの人件費(自分の給与)×施術時間 |
| 固定費按分 | 月の固定費÷月の施術可能回数 |
| 利益 | 上記合計の20〜30%以上が目安 |
これらを合計したものが「最低価格」です。ここに提供する価値・技術・空間・体験を加味して最終的な価格を決めます。
メニュー表の書き方のポイント
メニューの内容が決まったら、次は「どう見せるか」です。お客様が一目で理解できるメニュー表にするための3つのポイントをお伝えします。
📋 読まれるメニュー表の3つのポイント
① 「何をするか」より「どうなれるか」を書く
「フェイシャルコース 60分」より「毛穴・くすみを改善して、すっぴんに自信が持てる肌へ 60分」の方が予約したくなります。
② 価格は税込みで明記する
「税別表記」は後で「思ったより高い」という印象を与えます。最初から税込価格で明示する方が信頼感が出ます。
③ おすすめメニューを目立たせる
「人気No.1」「おすすめ」のバッジを付けることで、迷っているお客様の選択を助けられます。これが看板メニューへの誘導にもなります。
メニュー作りの相談もJELへ
「どんなメニュー構成にすればいいかわからない」「価格設定を見直したい」——こうした相談もJELのLINEで受け付けています。現役サロンオーナーとディーラーの両方の視点からアドバイスします。
📌 この記事のまとめ
- メニューを作る前に「誰のため・何が得意・どんな体験か」を整理する
- 開業時はメニューを絞る。多すぎると逆効果
- 入口・看板・上位の3層でメニューを構成する
- 「このサロンといえばこれ」という看板メニューを1つ決める
- 価格は原価計算から逆算して決める。相場だけを参考にしない
- メニュー表は「何をするか」より「どうなれるか」を書く





